社会共有価値のインフラ化事業

IACグループでは、社会共有価値のインフラ化事業(CSV)にグループ各社が連携し取り組んでいます。

IAC運転免許取得助成(CSR活動)

全ての若者のスタートラインは平等であるべき。
児童養護施設等を巣立つ若者の運転免許取得を支援

社会的養護から巣立つ若者たちに運転免許を!

株式会社インター・アート・コミッティーズ(IAC)がカーライフサポート(合宿免許)事業をスタートした平成14年以来、運転免許取得を希望される多くの若者と接点を持ってまいりました。その中で分かった事は、多くの若者が、家庭の問題、貧困の問題から、免許取得が難しい状況にあるという現実です。日本で貧困に直面する若者は約300万人以上と言われています。社会に出て行くにあたって強力なパスポートとなる運転免許を取得できないということは、彼らの人生にとって損失であり、さらには社会全体にとっても大きな損失であると言えます。そこで私たちは社会貢献として、社会的養護(児童養護施設等)を巣立つ若者に対し、運転免許取得を支援しています。

またIACグループは、児童養護施設入所中の児童への自立支援、児童養護施設退所者の就労支援、住居支援を行っている一般社団法人コンパスナビのプログラムを支援・サポートしています。また、IACドライビングスクールも運転免許取得支援活動として地元の児童養護施設の児童を対象に支援しています。

IAC運転免許取得助成とは

2~3月(春休み)に免許を取りに行く予定の、児童養護施設等社会的養護施設入所中の高校3年生等の児童、または施設退所後に大学などに進学をした方向けの助成制度です。
この時期の合宿免許の価格は35万円以上に高騰します。
資格取得貸付金(25万円※)では不足する金額を株式会社インター・アート・コミッティーズ(IAC)が助成(返済不要)するものです。

※上記貸付金は埼玉県の場合です。東京都また他県では自立支援貸付制度の要件が異なりますので、各県の社会福祉協議会へご確認ください。

募集要項

募集期間:2023年9月1日(金)~10月6日(金)
合宿免許入校期間:2024年2月~3月頃に入校される方(料金が25万円以上となるハイシーズン
募集人数:30名(申込先着順)
助成対象者:下記の要件のすべてを満たす方

(1)当助成制度お申込峙、関東一都六県(東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県)の児童養護施設・ファミリーホーム・自立援助ホームに入所している、または里親家庭で養育を受けている方で、自動車教習所卒業まで措置対象下にある方
(2)もしくは、児童養護施設等を退所または里親等委託解除後、4年制大学・短期大学・専門学校等に在学する方
(3)入所先施設長および里親が推薦する方
(4)自動車教習所へ入校する一週間前に18歳に達している、日本語の読み書きに支障がない、重篤な症状を伴う持病がない等、普通運転免許の取得要件を満たす方
(5)過去に無免許等で行政処分を受けた事がない方
(6)約2週間の長期滞在(合宿)生活に支障がない方
(7)各自動車教習所や宿泊施設が定める規則・約款を遵守し、当該施設職員等の指導に従うことができる方

助成対象車種:普通AT(オートマチック)車

※普通MT(マニュアル)車は、就職先で指定された場合のみと致します。
※準中型の助成は行いません。

自動車教習所:弊社指定の合宿免許型教習所となります。

お申し込み方法

募集要項をよくご確認のうえ、2023年度 IAC運転免許取得助成制度 申込書兼推薦書に必要事項を記載し、下記担当者までFAXまたはご郵送にてお送リください。

> 募集要項はこちら 2023年度 募集要項(PDF)
> 申込書兼推薦書はこちら 申込書兼推薦書(PDF)

お問い合わせ・申込書送付は下記までお願いいたします。
株式会社インター・アート・コミッティーズ(IAC)
運転免許助成担当:星野善美
電話:048-815-2660(お問い合わせは月~金 9:00~18:00)
FAX : 048-815-4112
〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1-12-1 カタヤマビル1F

児童養護施設支援

地域小規模養護施設建設を推進

株式会社時空間株式会社インター・アート・コミッティーズ(IAC)との連携により、地域小規模児童養護施設(グループホーム)の建設も行っていきます。これは社会的養護が必要な児童が地域の中に溶け込んだ環境の中で、社会的自立を育むことを目的とした施設です。厚生労働省より、将来的には児童養護施設の全てを小規模化し、家庭的養護の推進をするという施策が発表されています。私たちIACグループもこの施策推進の一助となるべく取り組んでまいります。

交通安全教室・防災ZEB拠点
(IACドライビングスクール)

地域で公共性のある存在へ

幼稚園児から高齢者まで、地域の交通安全教育の場として

私たちは警察と協力し、近隣の幼稚園児や小学生を招き交通安全の大切さを学ぶための交通安全教室を定期開催、さらに高校生の原付運転講習会や、自治体・警察署・消防署など公共機関の方々への安全運転講習会、高齢者の安全運転講習を行うなど、地域の交通安全教育活動に取り組んでいます。
また地域の法人・企業向けに安全運転講習も実施しており、従業員の方の安全運転意識を高め、企業の社会的責任をサポートしています。

地球にやさしい、地域の防災拠点として

土浦北インター自動車学校の校舎は、教習所としては日本初の取り組みとなる、ZEB(※1)仕様の校舎となっています。災害時には地域住民の方の避難場所として機能する体制を整えており、土浦市とも防災協定を締結しています。また木材は茨城県近郊木材を使用(※2)。地域産材を活用することで、地元産業の活性化・技術や技能の伝承、そして長距離運搬によるCO2削減へもつながっています。

※1 ゼロ・エネルギー・ビルのこと。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物を指します。
※2 一部中国・四国地方のものを使用。