エンタテインメント事業
MARKUS REUTER
1972年にドイツの北西部に位置するリップシュタット市に生を受けたマーカス・ロイターはミュージシャンであるかたわらプロデューサー、サウンド・エンジニア、現代音楽作曲家、心理学者、タッチ・ギターの開発・指導者と多才な人物だ。幼少の頃にピアノを学んだ彼は後にギターを学び、18歳の頃にはロバート・フリップのギター・クラフトに参加、フリップ氏自身から手ほどきを受けた。後にトニー・レヴィンとパット・マステロットという現在のキング・クリムゾンのリズムの中核を担う二人が結成したスティック・メンにマイケル・バーニアー(ベルニエとも表記される)の後任として加入し、また並行してスティック・メンと、エイドリアン・ブリュー・パワー・トリオが合体したザ・クリムゾン・プロジェクト(The Crimson ProjeKCt)、またパット・マステロットとのユニットであるチューナー(Tuner)やベルンハルト・ヴェシュタインリヒとのツェントロツォーン(centrozoon)で活動し、またソロ・アーティストとして数多くの作品をリリースしている。IACでは2020年3月にスティック・メンのツアーで来日しながら、新型コロナ感染症の蔓延により日本ツアー初日の名古屋公演を最後にその後の日程がキャンセルとなってしまったことを受けて、東京滞在中に急遽ゲイリー・ハズバンドとのデュオという形で制作された『Music Of Our Times〈ミュージック・オブ・アワ・タイムス〉』、また彼の14作目のソロ作品で、ベーシストのファビオ・トレンティーニ、ドラマーのアサフ・シルキスとのトリオ編成で制作された『Truce〈トゥルース〉』をリリース。