エンタテインメント事業

DANIEL TOMPKINS

DANIEL TOMPKINS

Photo by : Richard Oakes (Dark Fable Media)

現在もテッセラクトのヴォーカリストとして活動するダニエル・トンプキンスはソロ・アーティストとしても優れた作品を世に送り出している。テッセラクトはフェルサイレントのアクル・カーニーが同バンドを脱退して2007年に結成したバンドで、これまでに『One〈ワン〉』(2011)、『Altered State〈オルタード・ステイト〉』(2013)、『Polaris〈ポラリス〉』(2015)、『Sonder〈ゾンダー〉』(2018)という4枚のスタジオ・アルバム、また『Concealing Fate〈コンシーリング・フェイト〉』(2010)、『Perspective〈パースペクティヴ〉』(2012) という2枚のEP、そしてライヴ・アルバム『Odyssey/Scala〈オデッセイ/スカラ〉』(2015)をリリースしている、ジェント(Djent)と呼ばれるスタイルの現代プログレッシヴ・メタルの代表バンドの一つだ。ダニエル・トンプキンスはテッセラクト加入以前にはファースト・サインズ・オブ・フロストに在籍し、そのデビュー・アルバム『Atlantic〈アトランティック〉』に2代目ヴォーカリストとして参加していたが、2009年7月にバンドを脱退し、テッセラクトに3代目ヴォーカリストとして加入した。しかし2011年3月にファースト・アルバム『One〈ワン〉』をリリースした後に脱退し、スカイハーバーやイン・カラー、また彼の実験的プロジェクトであるホワイト・モス・ブラック・バタフライでの活動に進んでいった。その間、テッセラクトはセカンド・アルバム『Altered State〈オルタード・ステイト〉』をリリースしたがその後、後任ヴォーカリストのアッシュ・オハラが脱退し、またダニエル・トンプキンスが再加入し、『Polaris〈ポラリス〉』、『Sonder〈ゾンダー〉』のリリースを経て現在に至っている。また、ソロ・アーティストとしては2019年にデビュー・アルバム『Castles(キャッスルズ)』をリリースした。IACでは2020年のセカンド・ソロ作『Ruins〈ルインズ〉』(2020)およびホワイト・モス・ブラック・バタフライの4作目のアルバム『The Cost Of Dreaming〈コスト・オブ・ドリーミング〉』(2021)をリリースしている。