エンタテインメント事業

NEKTAR

NEKTAR

1969年にイギリス人メンバーによりドイツのハンブルクで結成されたネクターはギターとヴォーカルのロイ・アルブライトン、キーボードのアラン・“タフ”フリーマン、ベースのデレク・“モー”・ムーア、ドラマーのロン・ハウデン、そして照明と特殊効果のミック・ブロケットとキース・ウォルタースという6人編成だった。初期のアルバムには作曲者として6人の名前がクレジットされていたがメンバーの3分の1にあたる2人が演奏に参加しないという編成は非常に珍しい。1971年にリリースしたファースト・アルバム『Journey To The Centre Of The Eye〈ジャーニー・トゥーザ・センター・オブ・ジ・アイ〉』は13パートに分けられているもののLPの両面を通じて連続した一曲であり、コンセプトアルバムとして非常に高い評価を得ている。続くセカンド・アルバム『A Tab In The Ocean〈ア・タブ・イン・ジ・オーシャン〉』〈1972年〉の後にキース・ウォルタースが脱退し、5人編成となる。バンドの成功は4枚目のアルバム『Remember The Future〈リメンバー・ザ・フューチャー〉』(1973年)がアメリカでヒットしたことによってもたらされる。この作品もファースト・アルバム同様パート分けされた1曲がLPの両面に収められたものだったが、ビルボード・アルバム・チャートの19位に入る快挙となり、また1975年に発表した彼らの代表作「リサイクルド」はLP各面1曲という環境問題をテーマにしたアルバムであると同時に、プログレッシヴ・ロックの名盤としても名高い。そしてその後のアルバムも高評価を受けた。
バンドは1978年と1982年と2度の解散を経て2000年に再結成し、以後コンスタントに活動を展開、2015年には初来日も果たすが、2016年に中心メンバーであったヴォーカル&ギターのロイ・アルブライトンが亡くなり、バンドの存続が危ぶまれたが新たなメンバーとしてロイの友人でもあったアレクサンダー・ホフマイスターを迎えてバンドを継続、また現在ではロイの息子のチェ・アルブライトンがドラムスで加わったドイツ版ニュー・ネクターと、オリジナル・ドラマーのロン・ハウデンを中心にしたアメリカ版ネクターとの二つのバンドが並行して活動している。
抒情的かつ壮大でキャッチーなメロディー、独特なエフェクトのかかったギターソロ、そしてハモンド・オルガンのドラマチックなソロはこのバンドならではだろう。IACはネクターの全タイトルをリリースしている。